口腔外科

親知らずの抜歯

親知らずは必ずしも抜かないといけない歯というわけではありません。4本とも真っ直ぐ生えていて噛み合わせに問題がなければ、抜かなくても大丈夫です。しかしこのようなケースは少数派で、多くの方は親知らずが斜めに生えるなど、噛み合わせに何らかの悪影響を及ぼしているのが実情です。

このような親知らずを放置すると、親知らずや隣の歯がむし歯になってしまうなど様々なトラブルの原因になります。困ってから歯科医院に駆け込むのではなく、早めの治療をおすすめします。

保存治療

歯の銀行(ティースバンク)

歯の銀行(ティースバンク)とは、親知らずの治療や矯正治療のために抜いた健康な歯を、患者さんご自身の将来の歯科治療で再利用するために保存しておく仕組みです。歯の銀行は2004年に広島大学において世界で初めて事業化されました。抜歯した歯は特殊な技術で瞬間冷凍され、最長40年間の保存が可能です。

歯の銀行を利用すれば、むし歯やけがなどで歯を失った場合でも、預けた歯を欠損部分に移植できます。入れ歯やインプラントといった人工物と比べて「噛みごたえ」が戻ってくる点が最大のメリットです。

虎ノ門にある当院は歯の銀行の協力医院となっており、当院で歯を抜歯する際は将来の移植を見据えた歯の保存が可能です。ご関心のある方はスタッフまでお問い合わせ下さい。

よくあるご質問

Q

歯はすぐに預けることができますか?

A

抜歯前に血液検査を行い、感染症の有無をチェックする必要があります。検査は抜歯前6ヶ月以内に実施して下さい。

Q

歯はどのように保存されるのですか?

A

広島大学が開発した磁場を使った特殊な方法で、歯の周りの組織を守りながら冷凍します。冷凍後は-150℃で長期保存します(安心安全のため、保存液には人工化合物を使用)。

Q

保険適用ですか?

A

歯の銀行は自費診療です。

Q

預けることができる期間は?

A

最長で40年間です。

Q

誰の歯でも保存できますか?

A

ご本人の歯に限ります。以下に当てはまる方の歯は冷凍保存には適さないためご遠慮いただいております。

  • 重度の全身疾患
  • 糖尿病
  • 肝臓病
  • 骨粗鬆症
  • ヘビースモーカー
  • 重度の歯周病 など

詳しくはスタッフまでお問い合わせ下さい。

Q

自分の歯を保存すると、家族にも移植できますか?

A

できません。移植の対象は歯を預けた本人に限ります。

顎関節症

「口を開けたり、食べ物を噛んだりするときに顎関節が痛い」
「口を大きく開くことができない」
「顎の関節から異常な音が鳴る」
これらは顎関節症の三大症状です。

顎関節症の原因は噛み合わせの異常やストレスなど様々で、ケースに応じて適切な治療を行うことが重要です。虎ノ門の当院では、患者さんに詳細なアンケートを実施して顎関節症の原因を明らかにして、生活改善の指導を行っております。また、噛み合わせに問題がある方には噛み合わせの治療を行います。もし炎症が起こっている場合は、必要に応じてマッサージや投薬治療などを実施致します。

インプラント治療

インプラント治療についてはこちらをご覧下さい。

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